和気法泉寺鐘楼改修
住職より「鐘楼が傾いている」との相談がありました。見に行くと、鐘楼の土台となる石基礎がずれて沈下しかけており、土木技術もある永井にとの声掛けを頂きました。
まず、石場建ての足回りを柱で四方を固定して、『家曳き』の技術を用いて持ち上げました。石垣を積み替え、地盤をコンクリートで固めて、鐘楼本体を納めます。足元がしっかりしたところで、鐘楼の4本の柱と柱石をつないで地盤に下ろします。
次に、屋根工事。風雪により傷みがひどい部分をすべて交換。神社特有の反った屋根の茅負、瓦刳り、破風板など、大工の加工技術と瓦職人による厚葺き技術との共同作業でした。